日本ワヰコが選ばれる理由

提案力

お客様のQCDに対する課題解決はもちろんの事、コンロッド専門メーカーとしてのノウハウを活かし、
『全社、全従業員がお客様満足度向上担当者』をモットーにお客様の課題解決に協力致します。

お客様の課題 日本ワヰコの提案
コンロッド内径面の摺動性を良くしたい 従来であればコンロッドに表面処理を施しておりましたが、摺動性が必要なのは初期なじみに対応する為であったので、内径面に追加工を行い面粗度を向上。表面処理を廃止し価格低減に繋がりました。
コンロッドなので高強度材料を採用したい 強度を上げるためにダイカスト材に熱処理T6を実施していましたが、特殊材を使用する事により熱処理が不要となり価格低減に繋がりました。
コンロッドのボルト孔のタップを切削タップから転造タップに変更し、工具寿命を延ばすことができます。
キャップとロッドを組み合わせる方式(合せ面と呼んでいます)には、インロー、ダウエルピン(ノックピン)、スプリングピン(ダウエルブッシュ)、リーマーボルトなどの方式があり、お客様の要求品質に応じてご提案する事が可能です。
製品形状の部分箇所について巣をなくしたい 様々な鋳造方案での採用実績がありますので、要求事項が明確であれば対応検討が可能です。

対応力

開発段階の試作~量産生産までを一貫して供給する事が可能です。試作時には削り出しでの対応や砂型・木型といった簡易型での対応により開発コストを抑え、量産時には正規の金型や加工治具を作成して、安定したQCDにてお客様の要望に応えております。
数量については1本~数万本のレンジに対応できるように専用ラインを有しております。工場では月に250種類以上の製品を生産しており、月産生産能力としては36万本を生産する能力を有しております。
また、設備の自動化/省人化はもちろんのこと、設備構想を社内で検討する事によって、よりコンロッドに適した設備でのご提案が可能となっております。近年ではリバースエンジニアリングとして図面が無い製品であってもサンプルがあれば提案・対応する事が可能です。

サイズについて 大小端内径:φ5~φ120
大小端内径ピッチ:27 ~ 310mm
全長:430mm
油カキの一体成型も対応可能
精度について 大小端内径の真円度・円筒度:0.005以下
内径面粗度:Ra0.2
※各寸法の量産時の工程能力確保についても当然ながら対応致します。
材質について ADC10/ADC12/ADC14/NH41/AC2A/AC2B/AC4A/AC4B/
AC4C/A2014/A2017/A7075などの実績あり。
JIS規格材以外の特殊材質についても対応可能です。

対応力

信頼力

三次元測定機での測定対応はもちろんのこと、コンロッド専門メーカーならではの測定方法を独自に考案し、改良を重ねることで、測定者間誤差の少ない安定した測定方法を確立しています。
作業担当者が責任を持って品質確認を行うことで、工程内で品質を作り込んでいます。
コンロッドは強度を求められる部品ですので、引張試験やX線検査などの内部品質の確認についても対応する事が可能です。
重要保安部品であるコンロッドを取り扱うメーカーの責任としまして、お客様の要求される品質に常に応えていけように品質第一で取り組んでおります。

信頼力

復元性

アルミは比較的切削性の良い材質ですが、加工時のクランプひずみが発生しやすい材料でもあります。コンロッドの場合、キャップとロッド(本体)をコンロッドボルトで締付けた状態で内径を加工します。内径仕上げ後にコンロッドボルトを緩め、再び規定トルクにて締付けると、ボルトを緩める前に比べ、内径の真円度、円筒度に差が生じます。私達はこの差を復元性と呼んでいます。復元性が悪いと、クランクに組付けたときにスムーズに回転せず、内径面の焼付、異音発生の原因にもなります。
日本ワヰコのアルミコンロッドの特徴は、この復元性の良さにあります。大端内径仕上げ加工時の治具を改良することなどにより、復元性の良いコンロッドが安定して提供できるようになりました。
コンロッド以外でも、この様な復元性のご要望がございましたら、お問合せください。

復元性

歴史×革新

昭和12(1937)年に初めてコンロッドを生産してから80年以上の歴史があります。長年に渡りお客様から支持をいただける理由は、図面に表されていない細部までを汲み取り製品実現を達成する専門メーカーとしての対応力と自負しております。設計開発段階からご相談いただく事により、より良い製品実現をお客様と共に作り上げております。
また、コンロッドに要求されることも80年間で日々変化してきており、市場のニーズに対応すべく私たちはチャレンジする事を大切にしております。近年では現行工法とは異なる価格低減の為の新技術開発研究やアルミ合金の新しい材質への対応検討も行っております。コンロッドについての“困った”があれば是非当社へご相談下さい。

歴史×革新

歴史×革新